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主ながんに関する治療内容

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肺がん

治療内容

  • 手術療法:胸腔鏡下手術 (肺葉切除) (熊大呼吸器外科と連携して行っています。)
  • 薬物・化学療法:

      術後補助化学療法: UFT内服

      化学放射線療法: カルボプラチン+パクリタキセル+胸部放射線照射→デュルバルマブ(抗PD-L1抗体)、シスプラチン+エトポシド+胸部放射線照射

      化学療法+免疫療法: カルボプラチン+ペメトレキセド+ペムブロリズマブ(抗PD-1抗体)、カルボプラチン+エトポシド+デュルバルマブ(抗PD-L1抗体)

      化学療法:カルボプラチン+ペメトレキセド±ベバシズマブ(抗VEGF-A抗体)、ペメトレキセド、ドセタキセル、S1±カルボプラチン、アムルビシン

      免疫療法: ペムブロリズマブ(抗PD-1抗体)、二ボルマブ(抗PD-1抗体)

      分子標的療法:EGFR-TKI (オシメルチニブ、アファチニブ)、ALK-TKI (アレクチニブ)

主な治療実績(令和2年度)

  • 手術療法:胸腔鏡下肺葉切除術 7例

胃がん

治療内容

  • 手術療法:胃全摘術(開腹および腹腔鏡下)、幽門側胃切除術(開腹および腹腔鏡下)、噴門側胃切除術、早期悪性腫瘍内視鏡的胃粘膜切除術、早期悪性腫瘍胃粘膜下層剥離術
  • 薬物・化学療法:S-1+CDDP(+トラスツズマブ)、Cape+CDDP(+トラスツズマブ)、FOLFOX 、SOX、CAPOX、FTD/TPI、(nab)PTX±RAM、ニボルマブ、CPT-11、パクリタキセル+ラムシルマブ療法など

主な治療実績(令和元年度)

  • 手術療法:胃全摘術 5例、幽門側胃切除術 6例

肝がん

治療内容

  • 手術療法:肝部分切除(開腹および腹腔鏡下)、肝区域切除、肝葉切除、拡大肝葉切除
  • 薬物・化学療法:ソラフェニブ、レンバチニブ、レゴラフェニブ、RAM、肝動脈化学塞栓療法(TACE)

大腸がん(結腸および直腸がん)

治療内容

  • 手術療法:結腸悪性腫瘍切除(開腹および腹腔鏡下)、高位および低位前方切除(開腹および腹腔鏡下)、腹会陰式直腸切断術(開腹および腹腔鏡下)、早期悪性腫瘍内視鏡的大腸粘膜切除術・早期悪性腫瘍大腸粘膜下層剥離術
  • 薬物・化学療法:CAPOX(+BEV)、FOLFOX(+BEVまたは+P-mab)、5-FU+l-LV(+BEV) 、UFT+LV(+BEV)、S-1(+BEV)、Cape(+BEV)、IRISなどのイリノテカンレジメン。FTD/TPI、レゴラフェニブ、(MSI-highに対する)ペンブロリズマブ療法、FOLFIRI療法など

主な治療実績(令和元年度)

  • 手術療法:結腸悪性腫瘍切除術 18例、高位および低位前方切除術 1例、腹会陰式直腸切断術 2例

乳がん

治療内容

  • 手術療法:乳房切除術、乳房温存術、センチネルリンパ節生検、乳房再建術(形成外科との共診)
  • 内分泌療法:抗エストロゲン薬、アロマターゼ阻害薬、フルベストラント
  • 化学療法:アントラサイクリン系、タキサン系薬剤による化学療法、チュブリン阻害薬(エリブリン)
  • 分子標的療法:抗HER2療法(トラスツズマブ、ペルツズマブ、トラスツズマブエムタンシン、トラスツズマブデルクステカン、抗VEGF療法(ベバシズマブ)、CDK4/6阻害薬、mTOR阻害薬、PARP阻害薬
  • 免疫療法:PD-L1抗体

主な治療実績(令和元年度)

  • 手術療法:乳房切除術 14例、乳房部分切除術 16例

悪性脳腫瘍

治療内容

悪性神経膠腫
  • 手術療法:ナビゲーションガイド下腫瘍生検術
  • 薬物・化学療法:経口抗がん剤(テモゾロミド)、ベバシズマブ点滴投与
  • 放射線治療:病変部局所照射 中央放射線部にて可能
脳内リンパ腫
  • 手術療法:ナビゲーションガイド下腫瘍生検術
  • 薬物・化学療法:R-MPV(多剤併用療法)血液・腫瘍内科と協力で可能
  • 放射線治療:全脳照射 中央放射線部にて可能

主な治療実績(令和元年度)

悪性神経膠腫
  • 薬物・化学療法: 経口抗がん剤(テモゾロミド)、ベバシズマブ点滴投与

良性腫瘍に対する外科的治療

治療内容

聴神経鞘腫
  • 手術療法:開頭腫瘍摘出術:顔面神経モニター、聴性脳幹反応モニタリング併用
血管芽腫
  • 手術療法:開頭腫瘍摘出術

口腔がん、咽頭がん、鼻のがん、喉頭がん

治療内容

頭頸部癌(聴器癌、口唇・口腔癌、鼻腔・副鼻腔癌、上咽頭癌、中咽頭癌、下咽頭癌、喉頭癌、唾液腺癌、甲状腺癌、頸部転移癌、など)全般に対応しています。治療は、手術、放射線治療、薬物治療、に大別されますが、それぞれを様々な形で組み合わせて行うこともあります。

 

  • 手術療法:頭頸部癌に対する大半の術式に対応可能ですが、進行癌への手術では(筋)皮弁による再建を必要とすることがあり、特に遊離皮弁による再建が望ましいと考えられる場合については、主に熊本大学病院耳鼻咽喉科・頭頸部外科へ紹介。
  • 薬物・化学療法:殺細胞性抗がん剤、分子標的薬、免疫チェックポイント阻害薬を使用。
  • 放射線治療:リニアックによる放射線(・化学)療法

          組織型から効果が期待できない場合、重粒子線治療の行える施設に紹介することもあり。

甲状腺がん

治療内容

  • 手術療法:甲状腺全摘術、甲状腺葉切除術、頚部リンパ節郭清術
  • 薬物・化学療法:放射性ヨード内用療法、分子標的療法(熊本大学病院と連携)

主な治療実績(令和元年度)

  • 手術療法:甲状腺葉切除術 2例

縦隔腫瘍

治療内容

  • 手術療法:胸腔鏡下縦隔腫瘍摘除術

主な治療実績(令和元年度)

  • 手術療法:胸腔鏡下腫瘍摘除術 2例

中皮腫

治療内容

  • 薬物・化学療法:シスプラチン+ペメトレキセド、二ボルマブ(抗PD-1抗体)

食道がん

治療内容

  • 手術療法:内視鏡的食道粘膜切除術、早期悪性腫瘍粘膜下層剥離術
  • 薬物・化学療法:FP療法
  • 化学放射線療法(CRT):FP+放射線療法

小腸がん

治療内容

  • 手術療法:小腸切除術(開腹および腹腔鏡下)
  • 薬物・化学療法:大腸がんの化学療法に準じた薬物療法を施行しています。

GIST

治療内容

  • 手術療法:胃局所切除(開腹および腹腔鏡下)、小腸切除(開腹および腹腔鏡下)
  • 薬物・化学療法:イマチニブ、スニチニブなどの分子標的療法

胆道がん(胆管がんおよび胆管癌)

治療内容

  • 手術療法:肝外胆管切除術、膵頭十二指腸切除術、胆嚢悪性腫瘍切除(拡大胆嚢摘出、肝S4a+5切除)、胆道ステント留置術
  • 薬物・化学療法:ゲムシタビン・シスプラチン療法(GC療法)、ゲムシタビン・シスプラチン・S-1療法(GCS療法)、S-1療法

主な治療実績(令和元年度)

  • 手術療法:膵頭十二指腸切除術(まとめて) 2例

膵がん

治療内容

  • 手術療法:膵頭十二指腸切除術、膵体尾部切除術、膵全摘術
  • 薬物・化学療法:S-1療法、Gemcitabine+nabPTX療法、FOLFIRINOX療法、GS療法、Nal-IRI+5-FU/LV療法

腎がん

治療内容

  • 手術療法:腹腔鏡下腎摘除術、腹腔鏡下腎部分切除術、開腹腎摘除術、開腹腎部分切除術
  • 薬物・化学療法:分子標的薬、免疫チェックポイント阻害剤

    (スニチニブ、 パゾパニブ、ペムブロリズマブ+アキシチニブ、テムシロリムス、エベロリムス、ニボルマブ+イピリムマブ)

主な治療実績(令和元年度)

  • 手術療法:腹腔鏡下腎摘除術 6例

尿路がん

治療内容

  • 手術療法:腹腔鏡下腎尿管全摘除術、開腹腎尿管全摘除術
  • 薬物・化学療法:GC療法、免疫チェックポイント阻害剤(ペムブロリズマブ)

主な治療実績(令和元年度)

  • 手術療法:腹腔鏡下腎尿管全摘除術 3例

膀胱がん

治療内容

  • 手術療法:経尿道的膀胱腫瘍切除術、膀胱全摘除術
  • 薬物・化学療法:膀胱内注入療法、GC療法、 免疫チェックポイント阻害剤(ペムブロリズマブ)

主な治療実績(令和元年度)

  • 手術療法:経尿道的膀胱腫瘍切除術 20例

副腎腫瘍

治療内容

  • 手術療法:腹腔鏡下副腎摘除術

前立腺がん

治療内容

  • 手術療法:腹腔鏡下前立腺全摘除術
  • 薬物・化学療法:ホルモン療法、ドセタキセル療法、カバジタキセル療法

主な治療実績(令和元年度)

  • 手術療法:腹腔鏡下前立腺全摘除術 3例

精巣がん

治療内容

  • 手術療法:高位精巣摘除術
  • 薬物・化学療法:BEP療法

主な治療実績(令和元年度)

  • 手術療法:高位精巣摘除術 1例

その他男性生殖器がん(陰茎がん)

治療内容

  • 手術療法:陰茎切除術

子宮頸がん

治療内容

  • 手術療法:円錐切除、単純子宮全摘術、広汎性・準広汎性子宮全摘術
  • 薬物・化学療法:TP/TC療法、ベバシズマブ併用
  • 放射線治療:外照射、化学療法併用放射線療法

主な治療実績(令和元年度)

  • 手術療法:円錐切除術 11例  単純子宮全摘術 7例  準広汎子宮全摘術 1例  広汎子宮全摘術 3例

  • 薬物・化学療法:TC療法 2例

子宮体がん

治療内容

  • 手術療法:単純子宮全摘術、広汎性・準広汎性子宮全摘術
  • 薬物・化学療法:AP/ TC療法

主な治療実績(令和元年度)

  • 手術療法:単純子宮全摘術 7例  準広汎子宮全摘術 5例

  • 薬物・化学療法:TC療法 4例

卵巣がん(卵管・腹膜がんを含む)

治療内容

  • 手術療法: 子宮付属器悪性腫瘍手術
  • 薬物・化学療法: TC療法+ベバシズマブ併用、オラパリブによる維持療法

主な治療実績(令和元年度)

  • 手術療法:子宮付属器悪性腫瘍手術 8例
  • 薬物・化学療法:TC療法 5例

その他女性生殖器がん(絨毛性疾患、外陰がん)

治療内容

  • 手術療法:広汎外陰切除、鼠径リンパ節郭清
  • 薬物・化学療法:絨毛性疾患に対する化学療法(MTX、ACT-D、MA、EMACO)
  • 放射線治療:外陰癌

皮膚腫瘍

治療内容

  • 手術療法:皮膚有棘細胞癌、基底細胞癌、ボーエン病、光線角化症、乳房外パジェット病などの皮膚悪性腫瘍
  • 放射線治療:切除不可能で、放射線治療が効果的とされている腫瘍に対しては放射線照射も検討

主な治療実績(令和元年度)

  • 手術療法:皮膚悪性腫瘍切除術  18例、皮弁作成術 10例

血液腫瘍

●急性骨髄性白血病、急性前骨髄球性白血病、急性リンパ性白血病、バーキットリンパ腫、慢性骨髄性白血病、慢性リンパ性性白血病、成人T細胞白血病・リンパ腫、ホジキンリンパ腫、非ホジキンリンパ腫(びまん性大細胞型B細胞リンパ腫、濾胞性リンパ腫、MALTリンパ腫、その他)

●多発性骨髄腫

●骨髄異形成症候群

  • 薬物・化学療法:ガイドラインに準じ、適正レジメン使用

    *血液腫瘍で薬物・化学療法が必要な場合は、内服および注射での治療が行われます。   注射を含むレジメンのみで200以上の治療法があり、ガイドラインやエビデンスを考慮し、最適な薬物・化学療法を選択して治療しています。

  • 放射線治療:症例により検討

後腹膜・腹膜腫瘍

  • 手術療法:組織の確認目的(外科、婦人科などにて対応)
  • 薬物・化学療法:必要な症例に対しては検討

性腺外胚細胞腫瘍

  • 手術療法:組織の確認目的や精巣摘出術、残存病変の手術 

    (発症の場所により、外科、泌尿器科、婦人科などにて対応)

  • 薬物・化学療法:BEP療法など

原発不明がん

  • 薬物・化学療法:薬物・化学療法が必要な場合