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CT(コンピュータ断層撮影)検査

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CT検査

放射線を使って体の内部を調べる検査で、体内の様々な病変を発見できます。中でも心臓・大動脈・気管支・肺などの胸部領域、肝臓・腎臓などの腹部領域の病変に関しては、優れた描出能が知られています。

 

当院では、2管球2検出器(128列✕2)マルチスライスCTと128列マルチスライスCT装置の2台で検査を行っております。

2管球2検出器マルチスライスCT装置の特徴

  • 撮影時間が非常に短く、一呼吸で撮影出来るため、呼吸による画像のずれもなく広範囲を撮影することが可能。
  • 呼吸停止が困難な救急、小児科の患者さんにおいても、さらに短時間撮影を可能とし、高精細かつ高画質の撮影が実現可能
  • 非常に高い時間分解能(カメラで言うシャッタースピード)75msを有しており、心臓1心拍から心臓の拍動による動きを抑制した撮影が可能
  • 小児科領域では、高い心拍に対して心拍抑制剤の使用ができない患者さん、体動抑制のため、麻酔などの処置や呼吸管理が難しい患者さんなど、あらゆる状況下でも対応可能
  • 被ばく線量においても、低管電圧撮影は被ばく低減も可能にし、逐次近似再構成法と併用することにより、さらなる被ばく低減を可能にした。

CT検査についてのご注意

CTは放射線の被ばくを伴いますが、出来る限り被ばくが少なくなるよう注意しておりますので、ご安心ください。

次のような方は事前にお申し付けください。

  • 心臓ペースメーカー・埋め込み型除細動器(ICD)などの体内外金属を身につけている方
  • 妊娠をされているもしくは、妊娠されている可能性のある方
  • 閉所恐怖症の方

検査中のご注意

  • 撮影は数十秒で終わりますので検査中は体を動かさないようにされてください。
  • 検査によっては、体を固定させていただくことがあります。

造影剤使用上の注意

検査によってはCT用の造影剤を使用することがあります。

造影剤は通常静脈より注射します。

造影剤が体に入る際に、体が熱く感じます。心配ありませんが、他に異常がある場合は、直ちにスタッフにお申し付けください。

CT用造影剤は比較的副作用の少ない安全なお薬ですが、次の点にご注意ください。

  • 腎臓の機能が低下している場合造影剤が使用できない場合があります。
  • ぜんそくにかかったことのある方・アレルギー体質の方は担当者にお知らせください。
  • 造影剤注入後気分が悪くなった場合、すぐに担当者にお知らせください。
  • 妊娠中の方は造影剤が使用できない場合があります。主治医にご相談ください。
  • 授乳中の造影検査は可能ですが、不安のある方は主治医にご相談ください。
  • 糖尿病等でお薬を飲まれている方は、お薬の名前が分かる物(お薬手帳など)を当日ご持参下さい。