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小児外科

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特色

 小児外科では鼠径ヘルニア、臍ヘルニア、虫垂炎などの一般的な外科疾患はもちろん、泌尿器疾患(停留精巣、陰嚢水腫、包茎、尿道下裂)、漏斗胸などに対し、小児外科専門医が治療にあたっています。さらに、当施設には総合周産期母子医療センターがあり新生児外科疾患(食道閉鎖症、横隔膜ヘルニア、鎖肛、ヒルシュスプルング病など)の治療も多数行っています。

主な対象疾患

頭頚部

副耳、頚部襄胞・瘻孔、リンパ管腫、血管腫、舌小帯短縮症など

胸部

漏斗胸、襄胞性肺疾患、気胸、膿胸など

腹部

胃食道逆流症、肥厚性幽門狭窄症、腸回転異常症、腸重積症、メッケル憩室、腸管重複症、ヒルシュスプルング病、便秘症、急性虫垂炎、腸管ポリープ、胆道閉鎖症、胆道拡張症、胆石症、卵巣腫瘍、尿膜管遺残症、臍ヘルニア、便秘症など

鼠径部~生殖器、肛門

鼠径ヘルニア、停留精巣、尿道下裂、陰唇癒合、乳児痔瘻など

新生児の病気

先天性食道閉鎖症、先天性横隔膜ヘルニア、肺の先天性胞性腺腫様奇形(CCAM)、先天性十二指腸・小腸閉鎖症、腸回転異常症、メコニウムイレウス、胎便性腹膜炎、臍帯ヘルニア、腹壁破裂、ヒルシュスプルング病、鎖肛(直腸肛門奇形)、総排泄腔外反など

アピールポイント

短期入院手術

 鼠径ヘルニア(脱腸)などの小手術については短期入院手術を行っています。入院当日または入院翌日に手術を行い、術後の経過が安定しているのを確認して手術翌日に退院して頂きます。

適応疾患 鼠径ヘルニア、陰嚢水腫、停留精巣、臍ヘルニア、包茎、そのほか小手術
手術日 月曜(1泊2日)、木曜(2泊3日)
流れ 外来で診察を行い、手術日を決定頂きます。術前検査(採血、心電図、胸部レントゲン)を行い、問題がなければ予定日に手術を行います。1泊2日手術(月曜)の場合は、術前の水曜に麻酔科外来を受診して頂きます。

体への負担が少ない手術方法(低侵襲手術)

 腹部手術(虫垂炎、胃食道逆流症、ヒルシュスプルング病など)では、心身への負担が少なく、傷跡も目立たない腹腔鏡手術を行っています。

 虫垂炎や噴門形成術、ヒルシュスプルング病などは腹腔鏡手術を行うため創が小さく、体の負担を少なくしています。

新生児外科手術

 総合周産期母子医療センターがあり、胎児診断症例や、低出生体重児、重篤な心疾患を持つ新生児の手術においても、産科・新生児内科・小児循環器内科・麻酔科などとの連携により、安全に治療が行われています。

診療実績

小児外科の診療実績をPDFファイルにて公開しています。

2021年度

スタッフ紹介

 科長  

奥村 健児 (部長)
Kenji Okumura

  • 医師免許取得年
    平成13年(2001年)
  • 専門分野
    小児外科、新生児外科
  • 指導医・専門医・認定医
    日本小児外科学会専門医・指導医
     

 医師  

川端 誠一 (医長)
Seiichi Kawabata

  • 医師免許取得年
    平成21年(2009年)
  • 専門分野
    小児外科一般

 医師  

奥村 祐生
Okumura Yuki

  • 医師免許取得年
    平成 31年(2019年)
  • 専門分野
    小児外科一般