特色
総合病院の利点をいかした各科との連携体制のもと、地域の眼科医療の中核を担う病院としての機能を果たせる診療体制を整えています。
白内障、緑内障、ぶどう膜炎、眼底疾患、小児眼科、神経眼科など、眼科疾患全般にわたって診療を行っています。地域の医療機関と緊密に病診連携をとり、これらの急性期医療、外傷症例をはじめ緊急処置を必要とする眼科救急疾患、血液検査や画像検査が必要な全身疾患に関わる眼の病気の診断治療、全身管理が必要な手術症例に対応しています。網膜・硝子体疾患、黄斑疾患に対する手術・診断機器を備え、専門性を持った的確な診断治療にあたっています。また開設以来斜視・弱視の診療に積極的に取り組んでおり、県内でも多くの手術症例を担っています。
さらに周産期医療の熊本における基幹病院という当院の特色をふまえ、未熟児や小児の眼疾患の診断治療に力をいれており、小児症例に関しては金曜の外来に特再診日を設けて細やかな診療に努めています。
医療機関の認定(学会認定研修施設等)
- 熊本大学眼科研修プログラム連携施設
- 日本眼科学会専門医制度研修施設
主な対象疾患
網膜・硝子体疾患
黄斑疾患
白内障、緑内障、ぶどう膜炎、視神経疾患、斜視弱視、未熟児網膜症
アピールポイント
理念
安心して受診していただけるよう常に患者さんに寄り添い患者さんにとって最良の医療が提供できるようスタッフ一同最善を尽くしてまいります。
診療体制
スタッフ医師4名、視能訓練士4名。
一般外来診療は水曜日以外の月曜日から金曜日まで、毎日行っています。新患(初診)および再来(再診)ともに、原則予約制です。
定期手術は火曜日を除く月曜から金曜まで毎日行っております。
急患は終日対応しておりますのでお問い合わせください。
手術
全身麻酔による手術、透析を受けながらの手術にも対応しています。
小児の手術(白内障、斜視、眼底疾患など)は基本的に全身麻酔で行います。
主な疾患の治療
白内障
入院での手術治療を行っています。
網膜・硝子体
糖尿病網膜症、網膜静脈閉塞、加齢黄斑変性等の正確な診断のための最新の画像診断機器を備えています。
網膜剥離手術や硝子体手術は基本入院治療で行います。網膜剥離など緊急を要する手術治療にも迅速に対応します。
黄斑浮腫や加齢黄斑変性に対する抗VEGF剤の硝子体注射は外来で行います。
緑内障
緑内障の早期診断から後期の患者さんまで幅広く対応しています。近年、レーザー治療による早期治療介入が推奨されており積極的に取り組んでいます。患者さんの病状に応じて、点眼、レーザー治療、手術療法を行っています。
斜視弱視
未熟児網膜症
豊富な臨床経験をもつ医師の管理のもとで、未熟児網膜症の診断および網膜光凝固、抗VEGF薬硝子体注射などの治療を行っています。
診療実績
2023年度
スタッフ紹介
科長
福島 美紀子 (部長)
Mikiko Fukushima
- 医師免許取得年
平成2年(1990年) - 専門分野
眼科一般、網膜硝子体疾患、黄斑疾患、小児白内障 - 指導医・専門医・認定医
熊本大学医学部臨床教授
日本眼科学会眼科専門医
眼科PDT認定医
医師
有村 和枝 (部長)
Kazue Arimura
- 医師免許取得年
平成5年(1993年) - 専門分野
眼科一般、網膜疾患、未熟児網膜症、斜視弱視、緑内障 - 指導医・専門医・認定医
日本眼科学会眼科専門医
医師
中田 奈月
Natsuki Nakata
- 医師免許取得年
平成28年(2016年) - 専門分野
眼科一般
医師
髙田 遼
Ryo Takada
- 医師免許取得年
令和3年(2021年) - 専門分野
眼科一般