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マンモグラフィー検査

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マンモグラフィ

新病院移転に伴い装置を新規導入しました。

新装置では、従来撮影法において、高精細な画像を今までより少ない線量での撮影が可能になりました。

また、新装置ではトモシンセシス検査が可能となり、乳腺構造の重なりにより発見が難しかった病変の観察を容易にしました。

マンモグラフィを受ける方へ

次項に該当する方は検査ができない場合があります。事前に医師とご相談ください。

  • 豊胸術を受けている方
  • 妊娠中、または妊娠の可能性のある方
  • 心臓ペースメーカー、植え込み型除細動器(ICD)を装着されている方

 

ホルモンの関係で生理前は乳房が張って痛むことがありますので、検査は生理が始まって2~3日目以降に受けることをおすすめします。

診断の妨げになりますので制汗剤やパウダーは使用しないでください。

マンモグラフィ Q&A

マンモグラフィってなんですか?

乳房のX線撮影のことでマンモグラフィと呼ばれています。

乳房を専用のX線装置を使って撮影し、乳房内の変化を描出する検査です。立体的な乳房全体が写るように、一方の乳房に上下方向からと左右方向からの2方向の撮影を行います。他のⅩ線検査とちがい乳房を圧迫しながら撮影することが特徴です。

どうしてマンモグラフィでは乳房を圧迫するのですか?

乳房内の乳腺を圧迫して均等に広げることによって、診断能力の高い写真を撮ることができます。

そのまま撮影すると乳腺や脂肪、血管などの重なりで、実際にしこりがあっても、写し出されないことがあります。乳房をはさみ薄く引き延ばすことでX線の量も少なくすることができます。

マンモグラフィで何がわかるのですか?
触ってもわかりにくい1cm以下の小さなしこりや、早期の乳がんの特徴である細かい石灰化を見つけることができます。
どうして裸で撮影するのですか?
マンモグラフィは、乳房専用の特殊なⅩ線装置で、やわらかい組織や非常に細かい物まで写し出すことができます。衣類の繊維やしわが写り、診断を妨げないように上半身裸で撮影をします。
マンモグラフィは有効なのですか?
アメリカ、ヨーロッパでは、マンモグラフィはもっとも一般的で、乳がんによる死亡率を減少させる効果を上げています。 日本でもマンモグラフィ-を適用した場合、乳がんが早期に発見されていますので、乳がんの死亡率低下に役立つ手法であると考えられています。
マンモグラフィの追加撮影がありますか?
異常が見つかった場合や写りが不十分だった場合、より詳しい情報を得るために、拡大撮影などの追加撮影をすることがあります。
放射線被ばくは大丈夫ですか?

X線撮影ですので放射線被ばくはありますが、乳房だけの部分的なもので、身体に害を及ぼす危険性はほとんどないといわれています。

一回の撮影で乳房が受ける放射線の量は、東京からニューヨークへ飛行機で往復する間に受ける自然放射線(宇宙線)の量と同じ位で、少ない量です。

撮影によって早期乳がんを見つけるメリットの方がはるかに大きいので、安心して検査を受けてください。

マンモグラフィで乳がんは100パーセント見つかるのですか?

マンモグラフィは、乳がんを見つけることのできる優れた検査法です。

しかし、若い女性や授乳中、術後の人、乳腺の濃度が不均一な人などでは、乳がんを発見できない場合があります。

そのため乳腺エコー(超音波検査)などの検査を併用します。