特色
業務内容
外来化学療法室
詳しくみる外来化学療法室は、2階の外来スペースの一部にあります。主に、外来でのがん患者さんの薬物療法を行っています。ベッドが7つとリクライニング可能なイス3つを使用して加療を行っています。ベッドとイスは、患者様の希望にて対応していますが、最近のがん薬物療法では、複数の薬剤併用療法が主となっておりますので、点滴時間も4時間以上となることも多く、患者様からはベッドでの加療を希望されることが増えています。新病院以後、段々と、がん患者さんも増えてきており、それに伴い、外来化学療法室で加療する患者様も増加しています。2020年4月1日から5月31日までの外来化学療法室にて治療を受けた患者様の延べ人数を集計してみました。
延べ患者数 | 126人 |
稼働日 | 39日 |
1日平均患者数 | 3.2人/日 |
現在までに1日の最大患者数は9人でしたが、平均では3.2人でした。他の病院の外来化学療法室では、予約取得が大変だと聞いており、その点では当院の外来化学療法室は余裕がありますので、希望する治療スケジュールでのベッド予約が可能です。また、長時間の治療に対しても対応は可能です。
上記期間中のがんの部位別集計をしますと以下の通りです。
臓器別 | 延べ人数 |
血液悪性腫瘍 | 47人 |
消化器悪性腫瘍 | 23人 |
乳腺悪性腫瘍 | 23人 |
婦人科悪性腫瘍 | 13人 |
呼吸器悪性腫瘍 | 10人 |
泌尿器悪性腫瘍 | 10人 |
合計 | 126人 |
血液悪性腫瘍に対しては、地震後も外来化学療法を継続していたこともあり、最も多い人数となっていますが、新病院からがん薬物療法を開始した他の臓器の悪性腫瘍も増えてきています。ほぼ全ての領域のがんに対して薬物療法が行われている状況です。ちなみに、同期間の入院化学療法の延べ人数は、91人であり、各臓器の悪性腫瘍に対して治療が行われていました。当院のがん薬物療法の特色としては、以下の点があります。
- ほぼ全ての臓器の悪性腫瘍に対応できる事
- 皮膚科や歯科口腔外科など診療科が揃っていることにより、有害事象対応が院内で解決する事
がんの診断や治療に関して、気軽に当院にご相談下さい。他院でのがんの診断や治療に関して当院でセカンドオピニオンを聞くことはできますし、また当院でがんの診断や治療を行っておられても他院でセカンドピニオンを聞くことは可能です。
緩和ケア室
がん相談支援室
患者さんや家族の思いに寄り添い、がん、療養、セカンドオピニオン、就労支援などの情報の提供、相談を行います。