特色
当院は第一種感染症指定医療機関として、結核を除く1類、2類感染症(下記)疑い患者の診療を行います。新型コロナウイルス感染症は2類感染症相当の指定感染症となっており、呼吸器内科と連携してこの一年で600例近く、総計1300例近くの入院患者を受け入れてきました。現在も感染症病棟を新型コロナウイルス感染症病棟として使用しております。患者さんの来院・診察・移動・入院は、専用入口、診察室、エレベーターを使用する為、他の患者さんへの感染の心配はありません。
その他の2類感染症疑いの場合は、現在、入院病床が新型コロナウイルス感染症に使用されていることもあり、また他院をご紹介することがありますので、必ず事前のご連絡をお願いいたします。
また当科では、主に不明熱、難治性感染症、近年増加している梅毒に対応してきました。ただし、不明熱に関しては、新型コロナウイルス感染症の患者が増加すると外来診療を縮小しており、他の診療科をご紹介することがあります。また難治性感染症の外来・入院診療も新型コロナウイルス感染症対応のため縮小しており、他科をご紹介したり、お断りすることがあります。ご迷惑をおかけしますが、こちらも必ず事前にご連絡願います。
尚、発熱があり、1ヶ月以内の海外渡航歴がある場合は、海外の特殊な感染症の可能性がありますので、まず最寄りの保健所にご相談下さい。
一類感染症
二類感染症
主な対象疾患
肺炎、尿路感染症、感染性胃腸炎、百日咳、結核、非結核性抗酸菌症、耐性菌感染症、梅毒、デング熱、マラリア、トキソプラズマ症、旅行者下痢症、日本紅斑熱、重症熱性血小板減少症候群(SFTS)
<一類感染症>(1)エボラ出血熱(2)クリミア・コンゴ出血熱(3)痘そう(4)ペスト(5)マールブルグ病(6)ラッサ熱(7)南米出血熱
<二類感染症>(1)急性灰白髄炎(2)ジフテリア(3)重症急性呼吸器症候群(SARS)(4)中東呼吸器症候群(MERS)(5)鳥インフルエンザ(H5N1)(6)鳥インフルエンザ(H7N9)