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地域がん診療連携拠点病院

地域がん診療連携拠点病院としての取り組み / がん相談支援センター / 診療統計

地域がん診療連携拠点病院としての取り組み

 熊本市民病院は周産期母子医療、がん医療、生活習慣医療、救急医療を4本柱として、医師やスタッフが質の高い医療を提供し、地域医療に貢献できるよう努力しております。
 平成17年1月17日熊本市民病院は地域がん診療連携拠点病院の指定を受け、平成20年2月8日には指定更新を受けることができました。
 平成18年4月1日厚生労働省はがん医療水準の均てん化の実現に向け、がん診療連携拠点病院の整備に関する指針を策定しました。主な内容は、質の高いがん医療の提供のための体制確立、緩和医療の充実、地域の医療機関との診療連携、在宅療養の支援、患者・家族に対する相談支援機能の強化です。平成19年4月にがん対策基本法が成立、6月にはがん対策推進基本計画が策定され、10年内のがんによる死亡者の減少、がん患者・家族の苦痛軽減と療養生活の質維持向上を全体目標として、がん診療連携拠点病院には達成に向けての取り組みが求められています。
 熊本市民病院は今後も総合病院としての特長を生かし、地域の医療機関と密接な連携をとりながら、がん医療従事者の研修や緩和ケアの推進、がん相談支援、がんに関する情報の収集・提供(地域・院内がん登録)などを行い、地域医療に貢献していきたいと考えております。

1.熊本市民病院のがん医療への取り組み―がん診療委員会―

 当院では悪性腫瘍集学的検討委員会を平成9年に設け、関連委員会や各部署と連携しながら、がん医療への取り組みを行っています。

  1. がん治療セミナー(隔月)
  2. がん看護セミナー(隔月)
  3. 乳がん診療チーム 乳がん勉強会(毎月)
  4. 緩和ケアチームラウンド(毎週)
  5. NST委員会(毎月)
  6. 血液・腫瘍内科チームカンファランス(毎週)

2.診療機能の強化

 集学的治療や診療ガイドラインに準ずる治療

  1. 外来化学療法センター 10床
    治療症例
    H151772件
    H161804件
    H171973件
    H182488件
    H193011件
    H203738件
  2. 化学療法のレジメン登録(平成20年2月からスタート)

3.がん相談支援機能の強化

 当院では悪性腫瘍集学的検討委員会を平成9年に設け、関連委員会や各部署と連携しながら、がん医療への取り組みを行っています。

  1. セカンドオピニオン外来 平成19年1月4日開設
  2. 総合相談窓口の開設 従来からの病診連携室と看護相談窓口を平成18年5月一体化、専任の看護師を配置し、患者家族の相談支援の機能向上を計っています。総合相談窓口を受付とした、がん患者相談支援センターを地域連携室に設けています。ご相談は遠慮なく、総合相談窓口へお出でください。
相談支援件数
H15261件
H16248件
H17468件
H18682件
H191563件
H202441件

4.緩和医療の提供

 緩和医療チームを発足し、平成19年5月1日から麻酔科・精神科の医師を中心に薬剤師、看護師、栄養士が病棟回診(週1回)をしています。
 また、平成21年10月1日より緩和ケア外来を開設いたしました。

5.研修施設

  1. 日本病院薬剤師会がん専門薬剤師研修施設に認定
    がん専門薬剤師(近藤元三)
    日本医療薬学会がん専門薬剤師研修施設に認定
    指導薬剤師(近藤元三) 
  2. 日本臨床腫瘍学会がん薬物療法専門医研修施設に認定
    暫定指導医(津田弘之、岸 裕人、大佐古 智文)
    がん薬物療法専門医(岸 裕人、辻 隆宏)
  3. 日本がん治療認定医機構認定研修施設に認定
    がん治療認定医(津田弘之、岸 裕人、桑原朋広)
    暫定教育医(馬場憲一郎、西村令喜、津田弘之、横山幸生、岸 裕人、大佐古智文)
  4. 日本緩和医療学会認定研修施設に指定
    暫定指導医 大佐古 智文

6.医療従事者研修事業

 地域がん診療連携拠点病院研修セミナーの開催
 がん治療セミナー がん診断セミナー がん看護セミナー

7.地域住民への啓発活動

  1. 市民のための健康講座(毎月、当院会議室で開催)
  2. 出前講座 随時、市民の皆さまのところへお伺いして、がんの予防についての講演を行っています。

8.がん登録・がん診療統計

 熊本市民病院では、1981年から院内がん登録を開始しています。

がん登録件数
H14722
H15806
H16855
H17836
H18904
H19819
H201036

9.敷地内全面禁煙、禁煙外来設置

 平成20年1月1日より熊本市民病院は敷地内全面禁煙となりました。併せて禁煙外来を設けました。

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熊本市民病院 がん相談支援センター(地域連携室内)

総合相談窓口
総合相談窓口
がん相談支援センター
がん相談支援センター
相談室
相談室

 がん相談支援センターは、患者様やご家族あるいは地域の皆さんからの「がんに関する相談」をお受けするところです。診断や治療の判断をすることはできませんが、どの科・どの病院を受診していいかわからない、がんの疑いと言われたけれども不安でたまらない、診断や治療についてもっと詳しく知りたい、セカンドオピニオンを受けたい、医療費・福祉・介護サービスについての相談など、がんに関するさまざまな相談をお受けいたします。
 当院では総合相談窓口を通じて相談をお受けし、地域連携室に看護相談員がおり、相談支援センターの業務を担当しています。相談の内容によっては院内関係部署と連携・協力しております。ご相談は面談、または電話もお受けしています。

相談内容

  1. 患者・家族の悩みや心配事など療養上の医療福祉相談
  2. 地域ケアに関する相談(在宅・介護福祉サービス等の相談)
  3. 地域医療機関との病・病診連携の相談
  4. がん診療に関する一般的医療情報の提供
  5. 地域の医療機関や医療従事者に関する情報の収集、紹介
  6. セカンドオピニオンに係る相談
相談日月曜日~金曜日(祝祭日、年末年始を除く)
時間午前9時~午後5時
スタッフ専任1名(看護師1)
兼任6名(看護師4、保健師1、MSW1)
TEL096-365-1711(内線3200)
FAX096-369-9397
利用方法直接面談のほか電話による相談も可能です

相談の流れ

相談の流れ

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診療統計

 熊本市民病院では、ICD-10(2003)に準拠した「疾病、傷害及び死因分類」を作成し、医学的分類として診療録の管理やがん登録など統計調査を行っています。

 ICD-10(2003)は「疾病及び関連保健問題の国際統計分類:International Statistical Classification of Diseases and Related Health Problemsに略で、異なる国や地域から、異なる時点で集計された死亡や疾病のデータの体系的な記録、分析、解釈及び比較を行うため、世界保健機関憲章に基づき、世界保健機関(WHO)が作成した分類です。

ICD-10の分類の構成(基本分類表)(「一 疾病、傷害及び死因の統計分類基本分類表」参照)

 現行のICD-10は、以下の22の章から構成されています。

第1章感染症及び寄生虫症(A00-B99)
第2章新生物(C00-D48)
第3章血液及び造血器の疾患並びに免疫機構の障害(D50-D89)
第4章内分泌、栄養及び代謝疾患(E00-E90)
第5章精神及び行動の障害(F00-F99)
第6章神経系の疾患(G00-G99)
第7章眼及び付属器の疾患(H00-H59)
第8章耳及び乳様突起の疾患(H60-H95)
第9章循環器系の疾患(I00-I99)
第10章呼吸器系の疾患(J00-J99)
第11章消化器系の疾患(K00-K93)
第12章皮膚及び皮下組織の疾患(L00-L99)
第13章筋骨格系及び結合組織の疾患(M00-M99)
第14章腎尿路生殖器系の疾患(N00-N99)
第15章妊娠、分娩及び産じょく<褥>(O00-O99)
第16章周産期に発生した病態(P00-P96)
第17章先天奇形、変形及び染色体異常(Q00-Q99)
第18章症状、徴候及び異常臨床所見・異常検査所見で他に分類されないもの(R00-R99)
第19章損傷、中毒及びその他の外因の影響(S00-T98)
第20章傷病及び死亡の外因(V01-Y98)
第21章健康状態に影響を及ぼす要因及び保健サービスの利用(Z00-Z99)
第22章特殊目的用コード

1.2008年熊本市民病院退院患者内訳

  総数           計10,359
新生物2,651
循環器系の疾患1,129
消化器系の疾患1,006
呼吸器系の疾患809
損傷、中毒・その他の外因795
先天奇形、変形・染色体異常640
妊娠、分娩・産褥615
尿路性器系の疾患477
筋骨格系および結合組織の疾患476
眼および付属器の疾患360
感染症及び寄生虫症310
神経系の疾患306
周産期に発生した病態265
皮膚および皮下組織の疾患216
症状、微候・異常臨床所見117
内分泌、栄養代謝疾患116
耳および乳様突起の疾患107
血液および造血器の疾患103
精神および行動の障害 30
健康状態に影響11

2.年次別がん新規登録件数

3.2008年 がんの治療内容

病名総数手術有放射線
治療有
化学療法有死亡有
乳房3623611320158968
結腸の悪性新生物104495568 287
直腸S状結腸移行部の悪性新生物9459 4 
肛門および肛門管の悪性新生物22 221 
結腸・直腸・肛門および肛門管1155560792337
子宮頸(部)の悪性新生物3232 1992 
子宮体部の悪性新生物2020 19183
直腸の悪性新生物2110118151
結腸・直腸・肛門及び肛門管18811771125134811
子宮5252 3810103
6126352812513
気管支および肺7318555143431
肝および肝内胆管の悪性新生物34112312177
胆のう<嚢>の悪性新生物8623 33
膵の悪性新生物1810835126
肝臓・胆嚢・胆道及び膵臓602733773216
皮膚44222235111
造血系及び細網内皮系40172312249
前立腺34 347811
卵巣2323 18 16 
膀胱17116225 
食道142123642
その他120566431292714
総計1036670366582241313106

4.主ながんの治療成績

 肺がん

 胃がん

 乳がん

 子宮頸がん

 結腸・直腸及び肛門がん

 肝・胆嚢・胆道がん

 前立腺がん

 膀胱がん