部門紹介【臨床工学技術室】

重要なお知らせ

2016年4月の熊本地震以降、業務を停止しておりましたが、人工心肺業務(熊本大学附属病院にて)と医療機器管理業務を再開しております。(2016年10月現在)

臨床工学技術室の特色

臨床工学技士は、工学的知識と医学的知識を兼ね備えた、現代の医療現場に不可欠な医療機器のスペシャリストです。現在12名の臨床工学技士が在籍し、人工心肺装置や麻酔器、血液浄化装置、人工呼吸器などの生命維持管理装置の操作および保守・管理を行い、24時間、医療の安全確保に努めています。

臨床工学技術室の業務

人工心肺業務

臨床工学1

当院は熊本県で唯一、新生児(先天性心疾患)から成人(後天性心疾患)までの心臓手術を行うことができる施設です。その中で臨床工学技士は心臓や肺の代わりとなる体外循環装置(人工心肺装置)の操作と管理を行っています。
※さまざまな疾患や年齢の手術に対応するため、体重別に2台の体外循環装置と6種類の人工心肺回路を使用しています。

術中自己血回収業務

術中自己血回収業務

自己血回収装置とは、手術中に術野で出血した血液を吸引し、遠心分離器で濃縮・洗浄を行い、濃厚赤血球液を輸血できる装置です。
この装置を用いることで同種血輸血による感染症の伝播や免疫反応のリスク、血液型不適合輸血などの合併症が回避できます。心臓血管外科や小児心臓外科手術のほか、整形外科や産婦人科手術などで施行されます。

補助循環業務

補助循環業務
新生児から成人までの循環不全や、酸素化ができない状態に陥った患者の心臓や肺の機能を補助する補助循環装置(IABP、ECMO)の操作と管理を行います。

術中神経刺激モニタリング業務

術中神経刺激モニタリング業務
整形外科や脳神経外科の手術中に運動誘発電位(MEP)、体性感覚誘発電位(SEP)、聴性脳幹反応(ABR)、異常筋電反応(AMR)、神経刺激モニタリング(NIM)を行っています。
手術開始前に術式の確認等、手術中は医師とコミュニケーションをとりながら、手足の麻痺や神経障害がおきないよう波形変化を確認しています。

手術室機器管理業務

手術室機器管理業務
手術室では特有の医療機器が数多く使用されています。それら医療機器の保守管理、電気設備に関わる対応、手術室スタッフへの勉強会を行い、常に医療機器が安全に使用され、円滑に手術が行われるよう取り組んでいます。

医療機器管理業務

医療機器管理業務
ME機器管理センターは病院全部署で使用される輸液ポンプやシリンジポンプ、人工呼吸器、患者監視モニターなど(約20種、700 台以上)の医療機器の保守管理業務を行っています。また、職員に向けての医療機器安全講習会の開催などを通して医療の安全確保に努めています。

血液浄化業務

血液浄化業務
血液浄化センターでは、合併症の検査や手術のために入院された患者さんの透析や初めて透析を開始する導入治療が中心になります。重症の合併症をお持ちの患者さんが多いため、高水準でより安全な透析の実施を心掛けています。また、重症度の高い患者さんにはHCU/ICUでの出張特殊血液浄化も行っております。

スタッフ紹介

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臨床工学技術室 主査渡辺 直喜

他、臨床工学技士:10名

その他アピールポイント

体外循環技術認定士:3名
3学会合同呼吸療法認定士:1名
透析技術認定士:4名
医療機器情報コミュニケータ(MDIC)認定者:2名

担当者からのメッセージ

日々進歩する医療現場に対応するため、各学会の認定資格取得を積極的に行い、技術向上に努力しています。