緩和ケアセンター

緩和ケアチームの紹介

緩和ケアセンター長 橋口 清明

緩和ケアチームとは

熊本市民病院は、「地域がん診療連携拠点病院」に指定されたのを受け、平成18年に緩和ケアチームを立ち上げ、がんの患者さんやそのご家族に緩和ケアを提供する体制を作りました。当院の緩和ケアチームは、身体症状を担当する医師、精神症状を担当する医師、各診療科の医師、がん専門看護師、緩和ケア認定看護師、がん専門薬剤師、管理栄養士、社会福祉士など多職種の医療スタッフで構成されています。当院の緩和ケアチームは、毎週1回(月曜日)入院しておられる患者さんを回診し、主治医や病棟スタッフと共に、患者さんとそのご家族お一人お一人に最適な緩和ケアを提供できるようお手伝いをしています。
緩和ケアチームは、日本医師会によって“主に一般病棟の入院患者を対象とし、身体症状の緩和を専門とする医師、精神症状の緩和を専門とする医師、緩和ケアの経験を有する看護師、緩和ケアの経験を有する薬剤師などにより、苦痛やつらさの緩和を行うコンサルテーションチームのこと”と定義されています。緩和ケアチームの役割として、患者さんやご家族と直接関わっている主治医や病棟の看護師だけでなく、様々な分野のがんに特化した専門職で構成されたチームがサポートすることで、さらによりよい緩和ケアを皆さまに提供できることを期待されています。

当院の緩和ケアチームの特徴

痛みを取ることに特化した麻酔科の医師が緩和ケアセンター長をつとめているため、痛みの専門家がチームにいることが強みになっていること、がんに特化した薬剤師、がん専門看護師、緩和ケア認定看護師がいること、管理栄養士によって個々に応じた食事の対応が可能であること、また、社会福祉士もチームと関わっているため、転院調整や在宅での療養生活を支えるための体制作りなどにも力を入れており、患者さんやご家族お一人お一人にきめ細やかな対応ができていることです。

「緩和ケア」は決して最後の医療ではありません。入院されたその日から、治療を行っている主治医と一緒に協力して、治療と同時に患者さんとご家族のつらさを取り除いていくのが緩和ケアです。当院は34科を有した総合病院ですので、様々な専門家と相談し合いながら垣根のない診療を行っていくことができます。また、地域の他医療機関とも連携をとりながら、きめ細やかな対応ができるよう心がけています。

現在は、平成28年熊本地震の影響により緩和ケアチームの活動を休止しております。再開の目処が立ちましたら改めてお知らせいたしますので、何とぞご了承ください。