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経験豊富な腎臓内科専門医があらゆる腎疾患の診断と治療を行っています。
血尿・蛋白尿は腎臓、尿管、膀胱、前立腺、尿道の異常時に出現します。このような部位の腫瘍や結石などといった泌尿器科に分類される疾患と、腎炎などの内科疾患との鑑別を含めて診断します。
特に、蛋白尿が一日0.5g以上の患者さんでは透析療法を必要とする末期腎不全へ進行する危険性が高くなりますので、腎臓の組織診断を行い、根拠に基づくと同時に個々の患者さんに応じた医療を行います。
特に成人における腎疾患の多くを占めるIgA腎症では、透析導入へと進行してしまう患者さんが実は多いことが統計上示されています。近年、扁桃摘出術とステロイドパルス療法の併用が著効することが明らかになり、これにより完全寛解する患者さんが多く報告されています。 当院においても治癒を目指す治療として積極的に扁桃摘出術とステロイドパルス療法の併用治療を行い、下の図にお示ししますように良好な治療成績を得ております。治療前後を比べますと、はっきりと尿蛋白・尿潜血ともに減少し、腎機能の指標のである血中クレアチニン値も改善しており、治療が大変よく効いていることがわかります。
組織型が悪いといわれた皆さん、ある程度進行してしまった皆さんへ
-治療・進行抑制を決してあきらめないで!-
扁桃摘出術+ステロイドパルス療法は、図に示しましたようにIgA腎症がある程度進行したり、その組織型が悪い患者さんでは効果の弱い点が指摘されています。当院では患者さんとこの治療法が無効の可能性もあることを説明し、納得してこの治療法を受けた患者さんたちがおられます。
これらの患者さん達では、蛋白尿が減少し、1/血中クレアチニン値(すなわち腎機能値)の低下が抑制されています。下にお示ししますグラフは当院で治療された患者さんの1/血清クレアチニン値で腎機能を評価したものです。この値が0.1ぐらいになると透析療法が必要になります。治療前では赤線で示すような勢いにて腎機能が低下していましたが、扁桃摘出術+ステロイドパルス療法を施行したことで、緑線に示すとおりに腎機能低下が抑制されたことが示されました。
つまり寛解は期待できなくとも、腎機能低下速度を抑制した結果、腎不全の進行を遅らせることができるということが示唆されました。決してあきらめないで治療をすることが大切だとわれわれは考えています。
腎機能を評価し、腎機能に応じた食事療法、生活指導、薬剤療法を栄養士、看護師、薬剤師および医師が連携して行い、透析療法を必要とする末期腎不全への進行予防に積極的に取り組んでいます。
腎臓は蛋白質の代謝産物を排泄する唯一の臓器ですので,蛋白質の取りすぎは腎臓に負担をかけることになります。したがって、腎臓病治療食の基本は蛋白摂取制限です。
グラフに食事療法の効果を示しました。1/血中クレアチニン値が0.1以下になると透析療法が必要となります。厳格な食事療法(食事療法の必要性の理解及び蓄尿検査を含めた検査結果による効果判定)によって0.1に到達するのが遅くなっています。この栄養指導によって尿蛋白も減少し、血清アルブミン値は正常を維持することで栄養状態を正常に維持していることを示しています。
このように徹底した食事療法と薬物療法によって透析導入を遅延あるいは阻止させることができ、患者さんの予後・QOLの改善につながります。さらに食事療法がしっかり守れた患者さんの方が透析導入後の予後が良いことも、最近の透析学会のデータで示されています。
糖尿病患者さんで蛋白尿が出現すると蛋白尿がない糖尿病患者さんに比べ年間死亡率が5倍近く増加します。透析療法の導入される患者さんの中で、糖尿病性腎症の患者さんがもっとも多くなっています。食事療法も蛋白尿のある糖尿病患者さんとない患者さんではまったく異なっています。
当院では、蛋白尿が出現した糖尿病患者さんを対象として、腎機能を評価し、腎機能に応じた食事療法、生活指導、薬剤療法を栄養士、看護師、薬剤師および代謝内科医師と連携して行い、透析療法を必要とする末期腎不全への進行予防に積極的に取り組んでいます。
治療により蛋白尿が減少すれば、腎不全の進行を抑制するだけでなく、心血管系イベントの発生も抑制できると言われていますので、腎機能の維持と蛋白尿減少を目標に、食事療法と薬物療法による積極的な介入を行い、予後の改善に取り組んでいます。
代謝内科と共同で定期的に糖尿病性腎症教室を開催しています。
血液透析療法および腹膜透析療法を行っています。また、特殊血液浄化療法も積極的に施行しております。
平成18年度におきましては血漿交換7症例、CHDF(持続緩徐式血液濾過透析療法)13症例、LCAP(白血球除去療法)3症例、エンドトキシン吸着療法3症例、DHP(直接還流型血液吸着療法)1症例を施行しております。
以上、慢性腎不全並びに急性多臓器不全に対して積極的に治療を行っております。
当院では地域のクリニック・診療所の先生方と糸球体腎炎だけでなく、高血圧、CKD(慢性腎疾患)やCRF(慢性腎不全)につきまして、腎代替療法を必要とする末期慢性腎不全への進行の抑制だけでなく、心脳血管系疾患の発症の抑制を目的として、先生方と緊密に連携して治療を行っています。
そこで、下のようなKOTOH-CKD:
Kumamoto Optimum Treatment Of Hypertension and CKD
の紹介・連携用紙、ならびに紹介いただいた後はスクラム手帳を用意しています。
詳細につきましては当院腎臓内科まで是非お気軽にお問い合わせ下さい。また、当科受診をご希望される方で、かかりつけの先生がいらっしゃる場合は先生とご相談下さい。
| 曜日 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | |||||
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| 午前 | 午後 | 午前 | 午後 | 午前 | 午後 | 午前 | 午後 | 午前 | 午後 | |
| 宮中 | 宮中 | |||||||||
| 名前 | 役職 | 卒業年度 | 専門分野 |
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| 宮中 敬 | 医長 | H.5 | 日本内科学会認定医 日本透析医学会専門医 日本腎臓学会専門医 |
| 植田美紀 | 医員補 | H.18 | 腎臓病一般 透析療法一般 |