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赤ちゃんにやさしい認定施設

熊本市民病院は2003年8月、BFH(赤ちゃんにやさしい病院:Baby Friendly Hospital)に認定されました

赤ちゃんにやさしい病院とは?

 1991年7月4日、ユニセフとWHOは、1989年3月に発表された「母乳育児を成功させるための10カ条」が、全ての産科でお母さんに母乳育児を奨励する事によって、赤ちゃんが人生を可能な限り最善の形でスタートできるようにしようとするもの・・・を採用し、実践する病院など産科施設を「赤ちゃんにやさしい病院」として認定する事を決定しました。

母乳育児を成功させるための10カ条

(ユニセフ・WHOによる共同声明)

  1. 母乳育児の方針を全ての医療に関わっている人に、常に知らせること
  2. 全ての医療従事者に母乳育児をするために必要な知識と技術を教えること
  3. 全ての妊婦に母乳育児の良い点とその方法を良く知らせること
  4. 母親が分娩後、30分以内に母乳を飲ませられるように援助すること
  5. 母親に授乳の指導を十分にし、もし、赤ちゃんから離れることがあっても母乳の分泌を維持する方法を教えてあげること
  6. 医学的な必要がないのに母乳以外のもの、水分、糖水、人工乳を与えないこと
  7. 母子同室にすること。赤ちゃんと母親が一日中24時間、一緒にいられるようにすること
  8. 赤ちゃんが欲しがるときに、欲しがるままの授乳を進めること
  9. 母乳を飲んでいる赤ちゃんにゴムの乳首やおしゃぶりを与えないこと
  10. 母乳育児のための支援グループを作って援助し、退院する母親に、このようなグループを紹介すること

熊本市民病院の母乳育児基本理念および基本方針

□ 基本理念

熊本市民病院は、豊かな母子関係を育むために母子とその家族や地域と協力して、WHO/UNICEFの共同声明「母乳育児を成功させるための10ヵ条」を基に母乳育児支援を行います。

□ 基本方針

  1. 「母乳育児」の啓発
    本院は、母乳育児に関する必要な知識と技術を妊産婦、家族、学生を含むすべての関係する人や地域に伝えます。
  2. 健やかな母乳育児のスタート
    本院は、いかなる分娩方法であっても可能な限り出生後の母子の早期接触、初回授乳ができるよう支援します。
  3. 母子同室と時間の制限のない授乳
    本院は、可能な限り出生後からお母さんと赤ちゃんが一緒にいられるように母子同室を実施し、赤ちゃんが欲しがるときにいつでもお母さんが授乳出来るように支援します。
  4. 母乳栄養を基本とした支援
    本院は、医学的に必要がない限りは、赤ちゃんに母乳以外のものは与えません。また、必要がない限り人工乳首やおしゃぶりを与えません。
  5. 母子分離の際の授乳
    本院は、低出生体重児や疾患を有する赤ちゃんであっても母乳で育てられるように、搾乳などの乳汁分泌を維持する方法を母親に伝えます。
  6. 母乳育児が困難な際の育児支援
    本院は、疾患を有する母親に対し、母乳と疾患や薬剤に関する正しい情報を提供し、母乳育児を行うかどうかの意志決定を尊重します。また、母乳以外の栄養であっても母親がしっかりと胸に抱いて授乳することにより、母子の絆を形成することが出来ることを伝え、育児を支援します。
  7. 「母乳代用品の販売、流通に関する国際規準」の遵守
    本院は、人工乳が安易にあたえられないようにするために「母乳代用品の販売、流通に関する国際規準*(通称WHOミルクコード)」を遵守します。
  8. 母親への継続した支援
    本院は、母乳外来、育児サークルなどを通して退院後も継続して母乳育児を支援します。
  9. BFH委員会の活動
    本院は、BFH委員会を設置し、全職員が「母乳育児の基本方針」を理解し、遵守できるよう支援します。
  10. BFHI (Baby-Friendly Hospital Initiative)
    地域の基幹病院である本院は、地域や行政と協力して母乳育児を推進し母乳育児支援の輪を広げます。

2011.10.20 熊本市民病院 BFH委員会